クローゼットの断捨離―― 一番カッコよく見える服で出かけよう

ぎちぎちに詰まったクローゼットの前で、「今日、着る服がない」と悩む――。これは、どこにでもある朝の光景といえるでしょう。

テレビの取材でお会いした78歳の男性も、そんな悩みを抱えていました。にもかかわらず、いざ断捨離に踏みきろうとするとこう言います。

「うん、これは着ようと思えば着られる」

この反応はよくありますが、では本当にこれから着るのでしょうか。洋服は私たちを引き立ててくれるもの。「着たい」と思って一定期間着たら、洋服の「旬」は過ぎます。人の心は常に移ろい、世の中の流行も移ろうもの。その洋服は十分に役目を果たしたのです。

私はその男性にこう伝えました。

「着られるかどうかではなく、自分がカッコよく見える服を着てください」

と。カッコよく見えるかわからなければ、一度袖を通して鏡に映してみてください。

ファッションとは気分。気分を上げるのも、気分を変えるのも洋服が担ってくれます。
季節の気をまとい、味わい、愉しむ。そうやって喜びと元気を増やしてくれます。お気に入りの服で出かけると、なんといっても気分がよく、気持ちいいもの。年齢にかかわらず、ファッションを愉しみたいものです。

クローゼットの断捨離は親子でファッションショーをしながら進めてもいいですね。

※本稿は、『モノが減ると不安も減る 実家の断捨離』(大和書房)の一部を再編集したものです。

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