やましたひでこ
やましたひでこさん(写真提供:大和書房)
実家の断捨離について、考えたことはありますか?「どこから手をつければいいのか…」「そもそも親にどう切り出したらいいか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、「実家の断捨離とはすなわち親子関係。スムーズにいくわけがない」と語るのは、断捨離の第一人者であるやましたひでこさんです。今回はやましたさんの著書『モノが減ると不安も減る 実家の断捨離』から一部を抜粋して、「実家の断捨離の対処法と心がまえ」をご紹介します。

実家といえども「他人の家」――なぜ親の家をかまいたくなるのか

「一人暮らしの80代の母が心配で同居を打診しているのですが、承諾してくれなくて……」

「実家がモノで溢れているので正直、行きたくありません。せめて居間だけでも断捨離してもらうにはどうしたらいいですか?」

「ゴミ屋敷になっている実家を一緒に断捨離しようと誘っているのですが、その必要はないと拒絶されてしまいます」

そんな子世代の嘆きが全国各地から聞こえてきます。

ここでいう実家とは、自分の親の家、あるいは配偶者の親の家のこと。この先、将来的に自分たちが引き継ぐ、あるいは処分する可能性のある家となれば、何かしら手を打っておきたいと考えるのは自然のことです。

ただ、親の家といえども、現時点で自分の家ではありません。いわば、「他人の家」。そんな他人の家をなぜそこまで「なんとかしたい」「なんとかしてあげたい」と思うのでしょうか。