「いざ『婚活するぞ!』と意気込んでみても、その気持ちをきちんと表に出さないことには何も始まらないのです」(写真提供◎photoAC)
内閣府男女共同参画局が発表した「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」によると、女性の結婚願望について、「結婚意志あり」は20代で64.6%、30代で46.4%でした(独身者対象)。結婚したいと思う人・思わない人、それぞれの生き方がある中で、30代半ばで本気で婚活を始め、4年間で1000人の男性と出会い、40歳目前に13歳年下の男性と結婚したライターのかわむらあみりさん。婚活を通じ、男性以外にも数多くの出会いを経験したかわむらさんが明かす、婚活の実態とは。かわむらさんいわく、婚活を始めたばかりの人は、“友達に紹介を頼む”ことがおすすめらしく――

現在は多様な婚活スタイルが

実際に出会いを探している場合、まず、友達に紹介を頼んでください。

そこで友達に「すぐに言ってみよう」と行動できたなら、縁を掴むための第一歩は成功。中には「彼氏が欲しい」と口に出して言うのは気恥ずかしいという奥手な女性もいますが、恥ずかしさが先立って、迎えに来るかわからない恋人をただ待つというのは時間がもったいない。

待っているだけで理想の男性がやってくるのは、童話の世界かドラマのラブストーリーだけだと思う方が賢明です。いざ「婚活するぞ!」と意気込んでみても、その気持ちをきちんと表に出さないことには何も始まらないのです。

私の場合は、まず「婚活市場とは何か?」を知ることから探り始めました。最初は口に出して言うのは少し抵抗があったので、こっそりとさまざまな出会い方や婚活の方法を先に把握することにしたのです。

そこから、今の生活スタイルでできそうなことや自分でもどうにかついていけそうなこと、少しの勇気があれば踏み出せそうなことをピックアップ。

調べているうちに、周りに婚活をし始める女性も増えてきたので、友達による紹介から始めて、合コンにも参加しだし、そのうちネット婚活や婚活パーティー、結婚相談所、時々イレギュラーな場所に出向くなど、多様な婚活スタイルに着手していきました。