『好き』を探す

終の棲家を探すときに、ひとつ注意してほしいことがあります。それは引っ越し先が10年、20年で取り壊しや建て替えにならないか、という点です。

最後に住む家は、自分の寿命より長持ちしそうな物件を選ぶようにしてください。

『死に方のダンドリ 将来、すんなり逝くための8つの準備』(著:冨島佑允・奥真也・坂本綾子・岡信太郎・太田垣章子・霜田里絵・中村明澄・大津秀一/ポプラ社)

住むエリアで『家』にかかる費用も大きく変わるので、自分のセカンドライフプランは早めから意識しているほうが良いでしょう。

現役時代は仕事が中心なのでアクセス重視ですが、毎日通勤しないのであればスーパーや病院など生活の利便性が重要になってきます。

故郷や昔転勤で住んでいた場所、学生時代を過ごした地、旅行で気に入った地など、楽しみながら終の棲家のためのエリア探しをしてみませんか。

試し住みも、賃貸物件なら気軽です。

子どもの校区なんて考えなくてよくなった世代ですから、ぜひご自身の『好き』を探してみてください。

郊外なら地価も下がるでしょうから、高齢者に快適な平屋を建てやすくなるでしょう。