お茶会が終わったら、背中に渦巻くムダ毛も脱毛する予定だ。おへそや乳首の周り、腕や脛の永久脱毛も計画中というから驚いた。「これは婚活の一環。毛深いというコンプレックスから恋愛を避けていたのですが、人生に対する欲が少し出てきたのです」
永久脱毛によって大きな希望を与えられた秋元さんの、「一度きりの人生だから」という言葉が心に残った。
母の介護で永久脱毛を決意した
最近の脱毛サロンで、ワキに続き人気なのが、VIOラインの脱毛なのだとか。
Vとはビキニライン、Iとは女性器の側面、Oとは肛門の周囲のこと。とくれば、これはもう水着や下着から毛がはみ出るのを防ぐため、あるいはセックスを意識してのことだろうと思ってしまいがちだ。それだけにアンダーヘアの永久脱毛を体験済みだという水上美奈子さん(65歳・主婦)には尋ねてみたいことがたくさんあった。さっそく、脱毛の動機について訊いてみると……。
「私は認知症になった母の介護を5年しました。それで永久脱毛を決意したのです。というのも、下の世話をするときに、毛があるとスッキリと綺麗にしてあげることができなくて。ゴシゴシ拭かれるほうもつらいでしょうし、こちらも大変でした。おむつの中でムレると湿疹ができたり。衛生面を考えても、毛はないほうがいいんです」
と、想定外の回答が返ってきた。言われてみれば深刻な問題だ。とはいえ、場所が場所なだけに、施術を受けることには相当な勇気が必要だったのではないだろうか?