動物に癒されるより癒せる人間に

わたしと彩さんは、「動物愛護」と一言で言っても、やっていることは違うが、向かう先は「動物の幸せ」。ゴールは同じだ。

動物落語を披露した、立川流落語家・立川平林さん(左)と、杉本さん(中央)と青木さん

動物愛護の話をしていると、つい熱を帯びて今すぐどうにかしようぜー!となるせっかちなわたしだが、彩さんは「冷静さも、大事よ」と、エロスを含みながら呟くのだ。貫禄。

いや、『ロンドンハーツ 格付けしあう女たち』の時だってそう。あの頃30代の彩さんも貫禄十分。こちらがぎゃあぎゃあ怒っていても、冷静で低い声で笑っていた。今も昔もさすが杉本彩先輩。

トークショーの中で、わたしは「動物に癒されるより癒せる人間になれるように」と話した。

希望も自戒も込めて、そう思っている。

 

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