【食事】量と質を意識する
健康維持のためには1日3食、いろいろな食材を適量食べることが重要です。特にフレイル予防には、1日あたり60g のタンパク質摂取が必須。青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸は、脂質代謝を促して炎症を抑え、血管の弾力性を保持する働きもあるため、積極的に食べてほしい食材です。
また、コレステロールも脳に必要な栄養素ですから、油脂は適度に摂りましょう。
脱水状態にならないよう1日1000ccの飲水を意識すること、塩分を摂りすぎないこと、よく噛んで誤嚥性肺炎を予防することも大切です。1回の食事で十分な量が食べられなければ、おやつにカステラやプリンなど卵や乳製品を含むものを。果物でビタミンを摂取することもおすすめです。(管理栄養士・鈴木和子さん資料より)
【社会参加】外から刺激を受ける
生きがいや幸福を感じることは、健康寿命を延ばすために欠かせないものです。家の中に閉じこもって誰にも会わずにいると、認知機能の低下やうつの発症リスクを高めてしまいます。孤立を避けるためにも、積極的に外へ出て、人や社会から刺激を受ける生活を心がけましょう。
また、健康のために始めた食事や運動習慣を、ひとりで維持するのは思いのほか大変なこと。友人と定期的に外食する、地域の運動サークルに参加する、仲間と公園でラジオ体操をするなどして、誰かと一緒に食事や運動をする機会を作るのはいかがでしょうか。
こうして生活にメリハリをつけることが、健康的な生活習慣を長続きさせる秘訣といえるかもしれません。