(写真はイメージ。写真提供:写真AC)
子どもが生まれることは喜ばしいことである一方、子どもの世話だけでなく、検診や予防接種、保育園探しなどを、心身が不安定な状態でこなさなければいけないことも多い。実の親や義父母など、近くに頼れる人がいないケースや、夫が忙しく、家事・育児を担うことができない場合、母親の負担は大きくなる。そのうえで日々の家事もこなさなくてはいけないという状況が続く。日本ではまだ「家事の外注」が普及しているとはいえない中、少しでも産休・育休から復職する女性を応援できればという制度を導入した企業がある

「両立応援カフェテリアプラン制度」を導入

三井住友信託銀行は、2024年4月より、「両立応援カフェテリアプラン制度」を導入した。「カフェテリアプラン」は、企業の社員の福利厚生のために利用されているシステムで、今回の新制度は、公平・公正(エクイティ)の観点から、産後休暇・育児休業から早期に復職し、育児と仕事を両立する女性社員を対象にしたもの。今でもまだ女性に偏重しがちな家事・育児負担の軽減を図る両立支援制度だという。

同社は2023年度に、これまで掲げていた「ダイバーシティ&インクルージョン」を、公平・公正(エクイティ)の概念を明確にした「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」へと変更。社員の多様な属性・背景を踏まえ、エクイティな支援を実施することで、すべての社員がその能力を最大限に発揮し、組織力、想像力、新たな付加価値の創出につながる取り組みの加速を目指す。

内容としては、産後休暇・育児休業から子が1歳未満で復職した女性社員に対し、毎月50,000円分の両立応援カフェテリアポイントを1年間付与するというもの。ポイントは、家事代行、宅配食、宅配サービス、ベビーシッター等、家事・育児の負荷軽減や時間短縮をサポートするサービス費用の補助として、自由に選んで利用することができる。

写真を拡大 「両立応援カフェテリアプラン制度」