テレビ討論は「会話泥棒天国」?

そしてもう一つ、マウンティングとよく似て、しかもより乱暴な「会話泥棒」という亜種もいます。

こちらは前触れも無く、いきなり人の話に被せて自分の話を始めたり、相手がまだ話しているのに待ちきれず強引に話を取って自説を展開したりします。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

やはり共感とはほど遠いやり方と言えるでしょう。

政治家が参加するテレビ討論の中には、まさに“会話泥棒天国”が展開されることも多く、仕切りもルールも無いまま我先にと話す無法状態に唖然とすることもしばしば。

私の息子が小学生の頃、その様子を見て「人の話は最後まで聴かないといけないんだよねー。みんな人の話の途中で取っちゃってるから、学校だったら先生に怒られちゃうよ!」と言ってきましたが、実にごもっともでございました。