電気製品も省エネ型に

昔の家電と違って、今は多くの電気製品が省エネ型になっています。こうした製品の特徴は、スイッチを入れて起動する時に最も電力を必要とする一方で、いったん稼働を始めると、ランニングコストがかなり少なくて済むことです。

昔は「使わない時はマメに電気を切る」というのが節電の基本でした。ところが今は、たとえば20分くらい部屋を離れるだけならば、エアコンはつけっぱなしのほうが節電になるのです。

掃除機も同じで、部屋が散らかったままだと、スイッチを止めて片付けては掃除機をかけるという繰り返しになり、節電どころか余計に電気を使うことになってしまいます。ですから、まずしっかりと部屋を片付けてから、一気にかけるとよいでしょう。

自治体によっては、「省エネ家電促進補助金制度」を設けているところもあります。たとえば東京都では、今年9月末までにエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具などを省エネ効果の高いものに買い替えた人に付与される、「東京ゼロエミポイント」を実施。ポイント数に応じた商品券やLED割引券が交付される仕組みです。

愛知県一宮市でも、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫の省エネ型への買い替え費用を補助しています。「15万円以上なら3万円」など、対象家電の購入合計額に応じた補助金がもらえるのです。こうした各自治体の動きも、しっかりチェックしておくとよいでしょう。

電気代が高いからといって無理な我慢は禁物。上手に節約をして、快適な夏を過ごしましょう。