猫のように、足で着地する
ウルリカの友達がボッセという猫を飼っています。ゴミ箱の中でビニール袋に入った状態で発見され、栄養失調で衰弱していました。
当時は人が近づくと引っかこうとしましたが、愛情たっぷりにお世話をすると、人を信頼するようになりました。
ニーズさえ満たされれば、新しい家を見つけ、悪い経験を跳ね返し、2度目のチャンスをつかむ――そんな猫の話はよく聞きます。
私たち人間も、飢え死にする可能性は低くても、人生のどこかで現実に圧倒されることがあるはず。
病気、悲しみ、裏切りといった挫折を経験し、どうしようもない絶望にさいなまれるかもしれません。
自分の魂を大切にし、基本的なニーズを満たし、人生でいちばん風が強い時期にも一歩ずつ進んでください。
しなやかに、慎重に。そして猫のように足で着地しましょう。