夢には私たちへのメッセージが詰まっている

逆に、ご高齢の方などで睡眠時間が長くなるというのは、間もなく訪れる寿命、死に向けて、だんだんとあの世で過ごす時間を増やしているというスピリチュアルな理由があります。ある意味、あの世の予習をしているようなもの。

目覚めたとき脳は忘れても、たましいはちゃんとそれを覚えているので、寿命で死を迎えたときパニックになることはありません。もちろん、事故や病気などフィジカルな原因で睡眠が長くなっているなどの場合は違います。

私たちも日々の睡眠による里帰りを覚えていませんが、たましいにはちゃんと刻まれています。夢という形で覚えている場合も。

スピリチュアルな視点から見れば、夢には大きく3つの種類があります。

1つ目は肉の夢。膝を立てて寝ていて、膝ががくんと横に倒れたときに谷底に落ちる夢を見るなど、肉体がなんらかの刺激を受けて見る夢です。

2つ目は思い癖の夢。締め切りに追われている状況で寝ると、強盗に追いかけられる夢を見るなど、日頃の思いや悩み、精神状態を表す夢です。

3つ目はスピリチュアルな夢。亡くなった人に会って説教されたなど、メッセージが込められた夢がその代表です。私はラジオ番組などで「江原さんが夢に出てきてアドバイスしてくれました」という投稿をいただくことがありますが、残念ながら多忙な私はその人の夢に行っていません。これはその人の守護霊が、「江原の姿を使ったほうが、この人はメッセージに聞く耳を持つぞ」と、私の姿をまねて夢に現れたのです。

夢には私たちへのメッセージが詰まっています。肉体的に寝苦しい状態ではないだろうか。思い癖や悩みを放置していないだろうか……。夢に大事なメッセージが込められていないか、分析することが必要です。