あらためてあらすじ

第67話では、最高裁判所長官・星朋彦がかつて出版した著書を、その息子・航一と寅子が改稿する姿が描かれました。

航一は穏やかですが、何を考えているのか全く読めない。寅子は戸惑いつつも次第に作業に没頭していきます。傍らには寂しそうな娘・優未の姿も。

作業最終日、「竹もと」で表紙の装丁を見た寅子は驚きました。そこにあったのは”星航一 佐田寅子 補修”の文字。驚く寅子に、航一は「佐田さんもこの本を書かれているでしょう?」「“お手伝い”の度はとうに超えていますよ」と答えました。

寅子は夫・優三がかつて本を出したいと語っていたことを航一に話します。そして「代わりに夢を叶えたってことにしちゃおうかしら」と語ると、航一は「なるほど」とつぶやくのでした。

それから竹もとにやってきた星長官が完成した序文を読み上げると、寅子だけではなく、梅子やほかのお客さんまで拍手をしました。その後、星長官は、本の出版を前に亡くなったことがナレーションで明かされます。