「感謝はするが許さない」

その後、穂高と対面した寅子。しかし…

「謝りませんよ。私は。先生の一言で心が折れても、そのあと気まずくても。感謝と尊敬はしていました。理想のために、周りを納得させようと踏ん張る側の人だと思っていたから」

「花束で、あの日のことを、そういうものだと流せません」

「先生に、自分も雨だれの一滴と言ってほしくありません」

などと、まったく怒りを隠そうとしませんでした。

すると穂高は突然「あー、あああ、あーあーあーあ!」と叫び、「謝ってもダメ。反省してもダメ。じゃあ、私はどうすればいい」と返します。

対して寅子は険しい顔で「どうもできませんよ!」「我々に一滴の雨だれでいろと強いて、その結果、歴史にも記録にも残らない、無数の雨だれを生み出したことも」「先生には感謝はするが許さない。納得できない花束は渡さない」と答え、その場を去りました。

このシーンについて、なぜ寅子があそこまで怒っていたのかを巡り、ネットを中心として視聴者の間で活発に意見が交わされていました。