「面白いことに、血液型が違うためか、性格も、選んだ職業も、見事にバラバラ」(撮影:大河内 禎)
7月11日の『徹子の部屋』にアンミカさんが登場。両親がアンミカさんに教えた“心地良い人”になるためのコツ、結婚13年になる米国人の夫との現在の暮らし、夫婦円満の秘訣などについて語ります。アンミカさんが半生を語った『婦人公論』2023年7月号のインタビューを再配信します。

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テレビで見ない日がないほど大活躍のアンミカさん。幼い頃は貧しく、きょうだいで肩を寄せ合って生きてきたそうです。それぞれ自立した今、大切にしている付き合いのルールとは(構成:小沢あや 撮影:大河内 禎)

性格も、職業もバラバラだけど

私は5人きょうだいの次女として生まれました。兄、姉、妹、弟がいて、私はど真ん中。みんな年齢が近くて、ほぼ年子のようなものです。

面白いことに、血液型が違うためか、性格も、選んだ職業も、見事にバラバラ。兄は昔から正義感が強く、行政書士と社会保険労務士をしていますし、姉は歯科衛生士で、しっとり品のある女性。料理上手なうえに、音楽の才能にも恵まれ、趣味でサルサを踊っています。

妹は賢くてなんでも覚えるのが早く、今はエステサロンを運営中。弟は他人の身体を診る職に従事しています。

現在は姉と弟が大阪の実家でふたり暮らし。兄は自分の家族と一緒に大阪で暮らしています。妹は東京と北海道を行き来していて、私の拠点は東京。そんなふうに普段は離れて暮らす私たちですが、両親の命日や法事で実家に集まったり、年末年始に私と夫がハワイで過ごす時に一緒に来たりと、年に6、7回は必ず会っています。

LINEでも、きょうだい全員のグループや趣味別のグループなど複数あって、用件がない時もしょっちゅうやりとりしています。

5人もいれば、成長するにつれ、1人ぐらい気が合わなかったり、疎遠になったりするものなのでしょうね。実際、私たちも、それぞれの人生の選択によって、物理的な距離が離れてしまう時期もありました。それでも、連絡を取り合ったり、心配したり。心はずっと繋がっていた。その強い絆は、「一緒に困難を乗り越えてきた」という共通意識によって生まれたのです。