口臭予防のためのセルフケア
最後に口臭予防のためにできるセルフケアをご紹介したいと思います。
まずは、唾液の分泌に影響する<耳下腺のマッサージ>。
これは、指を3本ずつ、両耳の下(上の奥歯あたり)あたりに当て、ゆっくりとまわして耳下腺を刺激する、というものです。
口臭予防につながる唾液は、3つの唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)から分泌されます。そしてこのマッサージによって、口臭予防に効果的な<サラサラ唾液>とよばれる「漿液性唾液(漿液性唾液)」が分泌されやすくなります。
また<舌のケア>も口臭予防になります。
舌の表面の白い汚れを「舌苔」といいますが、口臭の6~8割はこの汚れを起因として発生している、ともいわれるほど。
年齢を重ねると舌苔を押し出す力が弱くなり、舌に残りやすくなります。気にしすぎる必要はありませんが、市販の舌ブラシなどでたまにケアをする習慣をつけるのがよいかもしれません。
特にタバコを吸う人は、舌の表面にある舌乳頭が深くなりやすく、舌苔がつきやすくなるといわれているので要注意。
舌の力が低下すると口の中の汚れを排除する力が弱くなるため、口臭だけではなく、咀嚼力にも影響してしまいます。
普段から意識をして舌を動かしたり、「タカラパ、タカラパ」と唱えるなどして<舌力>も鍛えておくこともオススメです。