駿府学園の外観
駿府学園の外観

施設では本を読むことがとても多いと聞き

講話の前に、職員さんが施設を案内してくれた。駿府学園という、この施設は日本で一番新しくできた少年院ということで綺麗で明るい。廊下も光が入って、ユースホステルのような雰囲気(わたし個人のユースホステルのイメージだが)。

この施設では子どもたちは自由時間どのようなことをして過ごすのか?
と職員さんに質問すると
本を読むことがとても多い
とのこと。

スマホが使えず、テレビも個室で見られないからか、本を読む習慣がつくそうなのだ。それはいい!本は人生を教えてくれると思っている。

ならば、わたしの本も置かせていただいていいですか?と中央公論新社から出した『母』を車のトランクに取りに行く。暑い暑すぎる、と言いながら駐車場へ行きトランクを開けて取り出した。トランクの中まで暑くなっているようで、本を手にすると温かく、40度くらいあるのではないかと感じた。

自伝的エッセイ『母』
厳しかった母との確執、同性ゆえの嫌悪感、母の死を前にしてどんな行動を娘はとったのか。わたしの当時の全てが詰まった良本、若者に読んでほしい!(自画自賛)

青木さんの著書『母』本連載から生まれた青木さんの著書『母』