春日山城跡、春日山神社へ

上杉謙信公ゆかりの地を巡る旅は、謙信公のお墓のある林泉寺から春日山城跡、春日山神社へと足を進めます。
謙信公の居城としても知られる春日山城跡は、国の指定史跡であり、日本百名城にも数えられています。
複雑な自然の地形を巧みに利用した春日山城の堅固な城塞は、難攻不落の天下の名城といわれました。
標高180mの山頂本丸跡からは、日本海や頸城平野、それを取り巻く山並みをも一望できます。
が、この日は本丸までは行けず。

絶対にまた参りますと、中腹にある謙信公の銅像に誓いました。
パンフレットなどでよく見る謙信公の銅像はここにありました。
城下を見下ろす謙信公の銅像のかっこよさに見惚れます。

謙信公の銅像
春日山城跡にある謙信公の銅像

春日山神社は、山形県米沢市の上杉神社から分霊され、謙信公を祭神として祀った神社です。
童話作家・小川未明の父である小川澄晴によって創建されました。
境内に隣接する春日山神社記念館には、謙信公の遺品・資料などが展示されています。
宮司さんにいろいろなお話を伺いました。

謙信公祭の日、上杉軍各隊の武将が春日山神社前に参集します。
出陣前に先立ち、神社の祭神「謙信公」に玉串奉奠を行い、安全を祈願します。
謙信公、皆の安全をお守りください。
鎧兜の我々の敵は、目下武田軍よりもこの暑さになりそうです。
今年の夏は異常な暑さです。

謙信公祭のお話を頂くまで、新潟出身の私もこのお祭りのことをあまり知りませんでした。
謙信公祭は、謙信公の武勇と遺徳を称え偲び、1926年(大正15年)から一度も中断されることなく、上越の人びとの手によって毎年開催されてきたお祭りです。
以前、NHKの大河ドラマ『風林火山』で上杉謙信公役だったミュージシャンのGACKTさんが謙信公役で出演され、甲冑を着て馬に乗っている姿をテレビで見たことがありました。
その神々しさをはっきりと覚えています。