キョフテ(イラスト:野澤幸代)
うち飯でカンパイ! 和洋中・エスニックの料理に精通するフードジャーナリスト・野澤幸代さんが、とっておきのお酒とメニューを提案。今回は、トルコの食堂に思いを馳せて作ったお料理です。(文・イラスト=野澤幸代)(文・イラスト=野澤幸代)

魚焼きグリルでトルコ料理キョフテを作る

10月の上旬、イスタンブールに行って来ました。

30年前にバックパッカーをしていたとき、人が温かくて食事がおいしくてずいぶん長居をした国、トルコ。高層ビルが林立し、道行く人のファッションもものすごく変わったけど、石畳の急な坂道や船着場の屋台、湿気を含んだボスフォラス海峡の風はちっとも変わらず、胸がキュンとしました。

ロカンタ(食堂)に並ぶのは、ぶどうの葉やなすの肉詰め、いんげん豆の煮込みなど不動のメニュー。もちろんドネルケバブも回ってました。

今回、目からウロコだったのがキョフテの弾けるおいしさ。キョフテはラムや牛の肉だんごです。専門店の炭火焼きには敵わないけど、日本の魚焼きグリルでも香ばしく焼けることを発見! 

カヴァクリデレの「ヤクーツ」(イラスト:野澤幸代)

薬味の野菜にかけるスマックという酸っぱい香辛料は、ふりかけのゆかりにそっくりだから代用可能。食欲をそそる肉の香りが漂ってきたら、アナトリア産の赤ワイン、カヴァクリデレの「ヤクーツ」でシェレフェ(乾杯)! またすぐに飛んで行きたいイスタンブールなのです。

 

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