遠藤の想い

「怒っちゃいけないことなんてないよ。僕もね、許せない人や物事がたくさんある。ずーっと怒ってる。ただ…口や手を出したりするってことは、変わってしまうってことだとは、覚えておいてほしい。その人との関係や、状況や自分自身も」

と話す遠藤。さらに

「その変わったことの責任は、優未ちゃんが背負わなきゃいけない。口や手を出して、何の責任も負わないような人には、どうかならないでほしい」

と優未に伝えます。

しばらく考えた後、「…わかった。考えてみる」と答える優未。

その様子を事務所のドアの向う側で聞いていた寅子。勢いよくドアを開けると「遠藤さんの話に聞き入ってしまって」と言い、拍手喝采で遠藤をたたえるのでした。