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着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「夏の終わりの片づけt」です。

ようやく片づけやすい季節が

9月に入り、ようやく少し過ごしやすくなりました。

真夏の間はエアコンのある部屋であっても、なかなか片づけようという気にならなかったかもしれません。私のまわりでも…

「涼しくなったら片づけを始めようと先送りしていました」

「ようやく片づけを始められる」

という声がちらほら。

しばらくの間、なかなか片づけに手を付けられない状況に自己嫌悪へ陥っていた方もいるかもしれませんが、今年は特にひどい暑さでしたから気になさらずに。

これからようやく片づけがはかどる季節がやってきます。気を取り直してがんばって参りましょう。

では手始めに「夏の名残のもの」の片づけについて考えてみます。