老夫婦にぴったりの糠床
ある日思い切って、出されたものを文句も言わず食べてくれる夫に、小鉢の一品として供してみた。よほどマズければ何か一言あるだろうと見ていたが、無事完食。そこで気をよくして、実は手作りの糠床であることや、発酵食品がいかに健康にいいかを夫にアピールした。
糠床の世話が大変なのはこれかららしい。特に夏場は冷蔵庫に入れる必要がある。とは言え、入れっぱなしでは菌が死滅する恐れがあり、何日かに一度出して発酵を促さねばならないのだ。
小さい糠床だが、老夫婦にはほどよい量。心身の健康のためにもこの糠床をうまく熟成させていきたい。