同居人がいないことで、時間を自由気ままに使えるのがおひとり様のいいところ。思いつきに、いつしか夢中になって――。本誌で人気の読者手記を、さえじまゆうさんが漫画化! 川原田七穂実さん(福岡県・無職・56歳)は、着なくなった服を整理しようとしたところ、思わぬ楽しみを見つけたそうで――。
深夜0時、ひとりだけのショーが開幕。ひと冬だけ続いた、私のささやかな愉しみは、ちょっとした思いつきから始まりました。
服が多すぎると思った私は、やはり処分しようと思い直したのです。
作業を続けていると、ふと思いつきました。「このままただ捨てるのはもったいない。最後に着おさめしてからにしよう」。我ながら、素晴らしいアイデアです。