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いまどきの節約・使い切り料理術を身につけたら、どんなメリットがあるのだろうか。
料理研究家のアドバイスを受けつつ、1週間分の献立選びから、食材の買い出し、料理にトライしてみた

「6日目」よりつづく

7日目(日曜日)

【昼食】

ルポ最終日。常備しているサムジャン(韓国風の調味みそ)が便利。残ったねぎとにんじんを刻み、鶏がらスープの素ひとつまみとサムジャン小さじ1をカップに入れ、お湯を注ぐだけの簡単スープ。ごはんを浸しながら食すると、「残り野菜あっぱれ」の充足感だ。麻婆豆腐で残った豆腐半丁を、冷奴にして使い切った。

 

【夕食】

たまにはカルシウムやDHAの豊富な魚も食べたくて献立に入れた「レンチンでサバのみそ煮」が主菜。電子レンジでみそ煮、私の辞書にはなかった。レンジを使い慣れない人は、鍋のほうが上手にできるだろうが、今回は手軽さを重視。

副菜は、炊飯器に材料を入れるだけの「絶品切り干し大根」で、1週間冷蔵保存可能。美容と健康のためにもたくさん作って毎日食べたいくらいだ。
●7日目「レンチンでサバのみそ煮」「絶品切り干し大根」

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こうして1週間挑戦してみたところ、一番感じたのは、無駄な買い物をせずに多彩な料理を食べることができた、という達成感だ。下準備や加熱などのコツをつかめば、さらに手早く、おいしくできるだろう。

節約・使い切り料理は「未来の自分をラクにする」という、あおにーなさんの言葉が身に染みる。これをマスターしておけば、年を重ねても、時間とお金にゆとりを生んでくれるに違いない。