お米の「株主優待」銘柄5つ!お米などがもらえる
お米がもらえる「株主優待」、いわゆる「お米銘柄」には、大きく3つあります。ここでは(1)新米の時期にお米を届けてくれるもの、(2)カタログギフトでお米が選べるもの、(3)おこめ券がもらえるもの を紹介します。
1年以上の継続保有が必要ですが、建設業の高(高ははしごだか)松コンストラクショングループ(1762※)(株価2,899円、最低投資額28万9,900円)は100株保有で5kgの南魚沼産こしひかりを新米の時期に届けてくれます。権利月は3月です。個人的意見ですが、この「株主優待」は家族が絶賛したおいしさでした。
※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。
年2回のカタログギフトが選べ、その中からお米が選べるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)(株価820円、最低投資額8万2,000円)は100株だと2kg(年間4kg)のお米がもらえます。権利月は2月と8月です。
先日、筆者の元にも8月分のカタログが届きましたが、今回は新米を届けてくれるようです。ただし、株価は赤字決算で年初来安値※をつけているので、購入には注意が必要かもしれません。
※その年に付けた最も安い値段
同じく年2回のカタログギフトが選べ、その中からお米も選べるアルビス(7475)(株価2,669円、最低投資額26万6,900円)は、100株保有であれば、1年未満は1,000円分、1年以上は2,000円分(年間2,000円~4,000円)のカタログギフトがもらえます。以前は富山県産のこしひかりが選べました。筆者も前に注文したのですが、富山県産こしひかりと、ブランド米の「富富富(ふふふ)」が届き、家族からの味の評判もよかったです。権利月は3月9月の年2回です。
おこめ券がもらえる「株主優待」では、高千穂交易(2676)(株価4,050円、最低投資額40万5,000円)があり、100株で2kg分、200株で5kg分、300株で10kg分がもらえます。
おこめ券なので、必要なタイミングでお米を買え、お店によってはお米以外の商品を買える場合もあります。
高千穂交易は高配当銘柄でもあり、2022年では1株あたり配当金が55円でしたが、2023年には133円、2024年には158円にもなっています。配当性向※が2024年3月期では99.7%なので、今買うと減配※になったタイミングで株価が下がる可能性もあり、高値掴み※になる可能性はありますが、300株でおこめ券が10枚になることを考えても、一気に300株にせずにまずは100株から、など自分なりのシナリオを考えて買い進めていくこともできそうです。
※配当性向…企業の純利益のうち、株主に配当として支払われる割合を表す指標
※減配…前の期よりも配当金が減ること
※高値掴み…株価が高値のタイミングで買ってしまうこと
建築材料の鋼管を作る丸一鋼管(5463)(株価3,287円、最低投資額32万8,700円)でもおこめ券をもらうことができ、100株で3kg分、年間6kg分がもらえます。丸一鋼管は配当利回りが約4%ある高配当銘柄でもあります。