保護者が知っておくべき、知識の共有の方法
摂食障害について知識を共有するためには、さりげなく摂食障害について書かれている本を置いておく方法がおすすめだそうです。直接伝えるのは「お母さんが教えてくれていたのに、できなかった」と自分を責めるケースもあるそう。
ここからは、厚生労働省による「家族や友人が摂食障害になったとき」のページから、その対応を引用します。
変化に気づく
摂食障害の人は、本当の感情をかくし、自分の病気も認めません。それでも、外見には以下のような変化が現われます。
・急激な肥満・やせ
・髪が抜ける、爪が弱くなる
・肌が乾燥して黄色っぽくなる
・うぶ毛が濃くなる
・指に吐きダコがある
・むくみがある
このような変化があれば、摂食障害の疑いがあります。医師や地域の相談窓口に相談し、どうしたら治療に導けるか、アドバイスを受けましょう。
摂食障害の人への対応
子どもが摂食障害になると、親は自分が責められているように感じて辛く、早く治すよう急がせてしまいがちですが、強制は禁物です。とりあえず生きていればよいくらいの気持ちで、気長に回復を見守りましょう。
・ありのままの状態を受け入れる(病気や不登校などを責めない)
・周囲の人と比べない
・できないことは要求しないで、できたことに注目してほめる
・本人が安心できる環境を与える