超初心者に向いている理由は「3つ」
それぞれ2万円未満で買える株でもあり、「株式投資というとまとまったお金が必要そうだけれど、この銘柄なら“へそくり”で買えそう」といったように、低予算で買える魅力はもちろんのこと、なぜ「日本電信電話」と「ソフトバンク」を提案するのか理由もあります。
〈理由1:時価総額が高いため〉
まず、この2社は時価総額※が高いです。
現在、時価総額ランキングでは「日本電信電話」は8位、「ソフトバンク」は21位。この時価総額ランキングには、投資をしたことがない人も、きっと聞いたことはある名前の企業が数多くランクインしています。
時価総額ランキングで、1位は「トヨタ自動車」、2位は「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、3位は「日立製作所」。また、6位には「リクルートホールディングス」、7位には「ユニクロ」を運営する「ファーストリテイリング」などが名を連ねていて、いわゆる有名企業ばかりです。※順位は11月15日時点
この時価総額ですが、時価総額が上がると「稼げる企業」と認められ、会社規模も大きくなりやすいと言われています。「会社全体の価値が高いと評価」される企業を探す場合も、この時価総額が役立つのです。
※時価総額……現在の株価に発行済株式数をかけて求められる数値のことで、企業の価値や規模を評価する重要な指標
〈理由2:通信キャリア企業は参入障壁が高いから〉
「日本電信電話」、「ソフトバンク」に代表される通信キャリア企業は、他社が新規参入しにくいと言われています。理由のひとつとしては、新規参入するにしても、基地局などの設備投資費用が多く必要だからです。
「参入障壁が高い(※業界に新規参入したい企業が、障害が大きいと感じる)」事業内容なので、他社が新規参入して、そのうえ生き残るのは大変だとなんとなく想像できることでしょう。
〈理由3:それぞれ「連続増配銘柄」や「高配当銘柄」であること〉
株式投資をするうえで、株主優待だけでなく配当金がいくらなのかも見ておきたいところですが、日本電信電話は「連続増配銘柄」、ソフトバンクは「高配当銘柄」です。
「日本電信電話」は「14期連続での増配」をしています。
1株あたり5.2円の配当があり、100株保有していると、年間では100株×5.2円、つまり520円の金額の配当金がもらえます(金額は税引前)。来年も増配が行われると、配当金が増えるかもしれません。順調にいけば、長期的に保有しつづけるほど、受け取る配当金は増えていくわけです。
「ソフトバンク」では、連続増配銘柄ではないものの、2021年からは年間配当は1株あたり8.6円を維持していて、配当利回りは4%以上の「高配当銘柄」です。100株保有していると、年間では100株×8.6円、つまり860円の金額の配当金がもらえます(金額は税引前)。