女性を年齢で差別する上司に出会ったのは数年ぶりだ…(写真:stock.adobe.com)
気になるニュースや家族のモヤモヤ、日々の生活で感じたさまざまな思いや誰かに聞いてほしい出来事など、読者からの投稿を紹介するWEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」。今回ご紹介するのは、50代の方からの投稿です。職場立ち上げを一緒に頑張ってきた同年代の同僚がいきなり解雇され、新しく入ってきたのは――。

老体だから無理はしないように

今日、同僚がいきなり戦力外通告となり解雇された。

といっても、派遣社員の同僚は総務事務には不適合と上層部に判断され、期間満了、自己都合での退職と会社側に決められての解雇だった。

唯一、私と同年齢の彼女は、パソコンも疎く覚えも悪いと周囲には思われていた。職場立ち上げという特殊な環境で、50代後半の私達世代にはかなり厳しい条件を出されていた中、この1ヵ月間、残業にも文句を言わず頑張っていた彼女を私は見てきた。

頭数が足りないからと、上層部が次々と雇う派遣は20代。

57歳の私は、支店長との面接時に「老体だから無理はしないように」と、あからさまに言われた。40代後半の支店長からのその言葉、立派にモラハラだ。

20代の派遣社員はパソコンの操作、用語、officeの事等、ほぼ知らずに入社してきていた。

「若いから覚えるだろう」「若い子の力を伸ばしていく会社にしたい」それはあくまでも支店長の理想。理想を叶えたいのなら、最初から私達50代後半の人間を雇わなければいいのに。

就業時間中に20代の新人にべったり張り付き、仕事の話のような顔をしながら、飲み会へのお誘い交渉。特定の社員のみを引き連れて、週末の焼肉屋宴会。公私混同そのものだ。

50代でも、事務方の仕事に特化している人間は沢山いる。女性を年齢で差別する上司に出会ったのは数年ぶりだ。

私自身、派遣契約社員だが、この上司の下では長く働きたくない。確かに私の年齢での再就職は厳しいが、今の私は老体=老害にならないように頑張っている。だからこそ、年齢でのパワハラ、モラハラが「問題視」されない世界にはいたくない。

老体で何が悪い?人間はいつか必ず老体になる。

40代後半の色ボケ支店長もあと数年で老体の仲間入り。支店長はきっと老体=老害になるのだろう。


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