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母親の干渉には拒絶をはっきりと示す

もう孫はかなり大きくなっているようですが、いまだに口を出してくる、超がつく過干渉の母ですね。こういう場合、「うまくやっていける」ことはほぼありません。

長年の干渉に、あなたは疲れ切ってイライラし、夫婦仲にも悪影響が出ていたりするのではないでしょうか。相談者がゲンナリする様子を子どもも当然見ているはず。

つまり、母による悪影響は少なからず出ています。もうそろそろ、相談者は母親に向き合う覚悟を決める頃合いです。

勇気をかき集めて、「お母さんがウチに来て、あれこれ言うのは干渉だよね」と、わかりやすい言葉で、簡潔に伝えてください。アポなしで母がやって来たら、「私、これから出かけるの」と、家には上がらせない。はっきりと態度で示すことが肝心です。

当然、急変したあなたの態度に母親はとまどい、怒り狂います。それでも、ここはじっと我慢。LINEは既読をつけるのみに留め、電話もしないこと。

しばらくすると、このタイプの母親は、もしかして相談者は本当に自分と距離を置くつもりかもしれないと考えて、少なからず動揺するでしょう。そこから態度が変わってくることはよくあります。

私がこう言うと、「子どもが幼い頃のお世話や保育園の送迎、買い物など、母には世話になった」と、罪悪感を抱く方が本当に多いのです。だから親不孝なマネは到底できない、と。

そんな負い目を感じる必要はありません。あれこれ手や口を出すのが大好きなお母さんは、お世話や送り迎えを大いに楽しんでいたはず。相談者は負い目どころか、「孫の顔を見せてあげたわ」くらいに構えて大丈夫だと思います。

こういう母は支配しているつもりでいて、実は依存しているのです。相手に強く出られると、今度は「最近、血圧が高いの」などと弱者を装って同情心を煽り、関心を引こうとします。

たとえ今後介護することになっても、あなたが負担する線引きを明確にして、ご自分の心を守ってください。

Q5につづく