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「株主優待」でもらったカードを提示すると割引になる銘柄
割引になる「株主優待」を買う時の注意点
このほかにも割引になる株主優待銘柄がある

割引になる「株主優待」を買う時の注意点

割引になる「株主優待」は、「使うほどお得になる」わけで、これらの「株主優待」がたくさんあるほど、割引で買えるお店が増えてお得になります。ただしこれは「条件つき」で「使わないとそこまでお得を感じられない」わけでもあり、利用頻度や利用額によってもお得度が違ってくるので、気をつけなくてはいけません。

例をあげて説明すると、三重交通グループホールディングス(3232)の株を100株保有すると、文房具や生活雑貨を扱うハンズで使える「ハンズお買物優待カード(5%割引)」がもらえますが、使える店舗は、名古屋店、名古屋モゾ ワンダーシティ店、名古屋松坂屋店、桑名店のみ。他の地域、東京都内では使えません。

また、無印良品のシェアホルダーカードも、1万円利用するなら700円の割引ですが、1,000円利用だと70円割引。そして、割引後の金額は“支払わなくてはいけない”わけで、「株主優待」も、「保有してお得になった」と感じられるかは個人差があります。

節約をして、日々切り詰めて生活をしているなら「無印良品でお金を払うよりも、他の激安店のほうがもっと安く買える」などと躊躇するかもしれません。

 

クスリのアオキホールディングスの株主優待の写真。
クスリのアオキホールディングスの株主優待(筆者撮影)

利用しやすいかどうかは「株主優待」生活を送る上での大事なポイントで、前述した良品計画のシェアホルダーカードも「無印良品で定期的に化粧品を買うから、7%割引になればとても嬉しい」と思う人には向いています。

もちろん、利用したことがないお店に出かけてみることも「株主優待」を使う醍醐味ではありますが、利用できなければお得とは言えないため「使えるか」は自問自答すべきところでしょう。近くに住んでいなくても、帰省で使えそう、親戚が使ってくれそうならあげるなど、考えておけるとよさそうです。