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「株主優待」でもらったカードを提示すると割引になる銘柄 割引になる「株主優待」を買う時の注意点
このほかにも割引になる株主優待銘柄がある

このほかにも割引になる株主優待銘柄がある

紹介した銘柄以外にも、「株主優待」があることで割引になる銘柄はあります。

いわゆる「デパート優待」も、「株主優待」を提示していつでも10%引きで利用できます。代表的な銘柄としては、三越伊勢丹ホールディングス(3099)や高島屋(高ははしごだか)(8233)などがあり、これらの「株主優待」でもらった株主優待カードを見せると、商品が10%引きになります。一部商品は除きますが、筆者は過去、三越や伊勢丹で利用し、スイーツもデパ地下のお惣菜も10%引きで買えました。

また、割引ではないもののお得に使える「株主優待」としてはスギホールディングス(7649)があり、100株で1,000円のお買い物券かスギポイント2,000ポイント、300株で3,000円のお買い物券かスギポイント6,000ポイントがもらえます。

この「株主優待」とは別に、3,000円ごとのお買い物でスギポイント150ポイントがもらえる「株主優待パスポート」ももらえます。「株主優待パスポート」を食品も扱う大型店で使うと、3,000円では150ポイント、6,000円では300ポイントがつき、利用頻度の高い人はスギポイントがどんどんたまっていきます。しかも、アプリクーポンとも併用できます。

 

スギホールディングスの株主優待券の写真。
スギホールディングスの株主優待券(筆者撮影)

〈「株主優待」とは?〉

ここで、「株主優待」について説明しておきます。私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。

〈「権利付最終日」とは?〉

権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。

つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。

例えば、2025年1月末の権利付最終日は1月29日、権利落ち日は1月30日です。そのため、1月末に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、1月29日までに株を買っておかなければなりません。