「株主優待」でもらったカードを提示すると割引になる銘柄
たとえば、良品計画(7453※)(株価3,558円、最低投資額35万5,800円)の「株主優待」は、100株でシェアホルダーカードがもらえます。権利月は2月と8月。このシェアホルダーカードを無印良品の店頭で見せると7%割引になります。ファンも多い無印良品で「いつでも7%割引」で商品を買えるわけです。
※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。
また、北海道本社のドラッグストア、サツドラホールディングス(3544)(株価809円、最低投資額8万900円)の「株主優待」は、100株で「2点」選べます。2024年の「株主優待」では、選べる商品の中に、お店で見せると5%オフになる「株主優待カード」もありました。
サツドラ(サッポロドラッグストアー)の店舗は北海道に多く、道外では沖縄県に3店舗のみ。使える人は限られますが、それでも10万円以内(約8万円)で購入できるため、近くにお店がある人や、旅行で北海道・沖縄へ行く人は使えるのではないでしょうか。
権利日は5月15日、年1回です。

ドラッグストアで、このような割引できるカードを「株主優待」にしている企業はサツドラホールディングスだけではありません。北陸を中心に展開するドラッグストア、クスリのアオキホールディングス(3549)(株価3,251円、最低投資額32万5,100円)もそのひとつ。
いくつかの選択肢の中から「株主優待カード」が選べ、100株なら3%割引、300株なら5%割引、3,000株なら7%割引と割引率は上がっていきます。ほかの「株主優待」としてVisaギフトカードや地方名産品も選べますが、クスリのアオキでの利用額が多い人は、薬はもちろんのこと、日用品、飲料なども割引で買えるので、きっと魅力を感じることでしょう。