世界的な自動車部品メーカーであるTPR株式会社は、新事業創出を目指し、介護分野のAIロボットに注目。グループ企業が運営する介護施設へニーズ調査を実施し、介護士の負担軽減と利用者のストレスケアを目指して開発したのが、コミュニケーションサポートロボット「CoRoMoCo(R)(ころもこ)」です。
現在は介護施設などを中心にデモ機が試用されており、介護者をサポートするコミュニケーションツールとして活用が期待されているころもこは、楽しいおしゃべりや心拍測定などができる抱っこロボット。その愛くるしい姿に、自宅でも使ってみたいという施設利用者からの問い合わせも多いとか。今回オープンした「CoRoMoCoHOUSE」は、介護施設関係者や一般のお客様が、気軽にころもこと接することのできるスペースとなっています。
銀座4丁目の交差点から新橋方向へ昭和通り沿いに歩いていくと、一見「お菓子の家」のような可愛らしい外観の建物が現れます。オープニングセレモニーでは、代表取締役会長兼CEOの末廣博氏が登壇、「ころもこは、プロトタイプから改良を重ねて今の可愛らしい形に成長しました。CoRoMoCoHOUSEを見て、私はおとぎの国の入り口のような印象を受けました。ここでいろんなアイデアを交わして、さらに進化させたいですね」とコメント。会長もころもこを手にして自然と笑みがこぼれます。
次に、2024年6月号の雑誌『婦人公論』の記事でころもこを体験したフリーアナウンサーの木佐彩子さんが、お祝いの花束を持って登場。「ころもこちゃんを抱っこすると、みんな笑顔になりますよね」と、コミュニケーションの楽しさなど、魅力をコメントしてくれました。
その後、TPR新事業開発企画室でころもこの開発を手掛けた内田洋輔さんが、子どもの頃の祖母との思い出など、自身の体験を交えて、なぜこのロボットを作りたいと思ったかを熱くプレゼン。「お年寄りだけでなく、介護士さんの笑顔も増やせるような製品を作りたい」という理念を語っていました。
搭載するAIの進化で、これからもバージョンアップが期待されるコミュニケーションサポートロボット。ぜひみなさんも手に取ってみてはどうでしょう。
右目カメラで笑顔度の測定、口では甘噛みと同時に心拍測定をしてくれる。形は、高齢者は腕の力が衰えていることもあり、つるつるしたものは滑って落としてしまうこともあるので、ふわふわとした手触りにするなど、工夫がされている
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