教育ローンより奨学金

なぜ、教育ローンより奨学金を活用すべきなのか? それは、金利の低さです。

金利は、奨学金を借り終わった月の市場金利に基づいて決まります。2024年10月に奨学金を借り終えた場合、利率固定方式(固定金利)が1.21%、利率見直し方式(変動金利)が0.6%です。しかも、在学期間中は利息がかからず、卒業後から発生します。

国の教育ローンは、固定金利で2.35%(2024年11月1日時点)、在学中も利息が発生します。

もう一点大きな違いは、誰がお金を返すかという点です。教育ローンは、親が返済するのに対して、奨学金は、子どもが社会人になって返済します。奨学金を借りる場合は、子どもにしっかり話をしておかないといけませんね。

また、奨学金には、さまざまな種類があり、大学独自や自治体、民間の奨学金もあります。なかには返済不要なものもあります。知らないだけで活用できる奨学金があるかもしれません。

※本稿は、『一度始めたらどんどん貯まる 夫婦貯金 年150万円の法則』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
銀行、保険会社、証券会社。<最も安全にお金を保管できる場所>は意外にも…「それぞれが破綻した場合にいくら戻ってくるのか」1級FPが徹底解説
住宅ローン金利はこれから上がる?下がる?1級FP「重要なのは予測ではなく悪いほうを想定することで…」<金利上昇への2つの対策>を紹介
荻原博子 銀行が振込手数料をこんなに値上げしているのは「窓口に来てほしくないから」。「私たちもよほどのことがない限り銀行に行かないほうがいい」と断言できるワケ【2023編集部セレクション】

一度始めたらどんどん貯まる 夫婦貯金 年150万円の法則』(著:磯山裕樹/青春出版社)

「節約でガマンして、ケチケチ生活するのが嫌」「子育てと仕事で時間がなく、後回しになっている」

家計改善成功率100%の1級ファイナンシャル・プランニング技能士が、夫婦でムリせず楽しく年150万円貯められる方法をアドバイス。