(写真提供:Photo AC)
子どもや老後のためにお金を貯めるのに必死で、幸せな気持ちで生活できていない方もいるのではないでしょうか。1級ファイナンシャル・プランニング技能士の磯山裕樹さんは、会社員時代に仕事と育児の両立で悩んでいましたが、家計を整えたことで、家族で楽しく過ごすことができるようになったといいます。そこで今回は、磯山さんの著書『一度始めたらどんどん貯まる 夫婦貯金 年150万円の法則』から、ムリなく家計を改善するためのポイントを一部ご紹介します。

お金を預ける「安全な金庫」はどこか

一番安全にお金を保管できる場所はどこ?

「貯める口座」は、銀行・証券会社・保険会社の大きく3つの選択肢があります。あなたは、3つの金融機関のどこに大切なお金を保管していますか? なぜ、そこを利用していますか?

私は、一番安全に保管できる証券会社にお金を預けています。「証券会社が一番危なそう」という声が聞こえてきそうですが……。

お金を貯めるうえで、一番大切なことは、安全性です。金融機関が破綻しても、大切なお金が守られている必要があります。金融機関が破綻するなんて考えられないと思う人もいるかもしれません。たしかに、可能性が高いわけではありません。しかし、大切なのは、金融機関が破綻するか、しないかを予測するのではなく、悪いほうを想定して金融機関が破綻したときを考えて備えておくことです。

銀行・証券会社・保険会社に、2000万円のお金を預けた場合、破綻したときの違いを見ていきましょう。