ガソリン税の暫定税率廃止は…

昨年は国民民主党が、「ガソリン値下げ実現」という公約を掲げ、与党とガソリン税の暫定税率廃止で合意しました。ガソリン価格の約4割は税金ですから、その税金を減らすという国民民主党の案に期待を寄せる方も多いと思います。

ただこの約束には「いつまでに」という期限がないので、実際にはズルズルと先延ばしされる可能性大。なにしろ、「暫定=しばらく」という税率を50年も続けている政府ですから、期限のない約束など守らないと思います。

しかし、もしかしたらこの先、別の要因でガソリン価格が下がるかも。アメリカのトランプ大統領は、「石油や天然ガスを掘って掘って掘りまくれ」と言っています。そうなると供給量が増えて、価格が下がってくる可能性があるのです。ただし彼の政策には、地球温暖化を加速させそうで怖い面も。

どうなるかはわかりませんが、当面はまだまだ高値が続きそうですから、使い方に工夫が必要です。アイドリングをせず、急発進・急停止をやめるなど、省エネ運転を心がけること。また、年金生活に入ったら通勤に車を使う必要もなくなるので、2台ある車を1台にする、あるいは車を手放すことも考えてはいかがでしょう。