第6話まで
冒頭は回想シーン、中学生の頃の御上孝。「お前の兄さん最近おかしいぞ」と友人に言われていることを兄・宏太に伝える。宏太は「孝にそんな思いさせてるのは申し訳ないと思ってる」と返す。孝の兄は、学校に抗議して校内で自身で装置を作って「感電死」したことがわかる。兄の最期を見せないように抱きしめて守ったのは、宏太の同級生の少女、一色真由美(臼田あさ美)だった。
SNSでは以前から「御上と一色先生、初めて会った感じじゃない」と2人の関係が予想されていた。
兄の事件が週刊誌に載り、溝端(迫田孝也)に記事を突き付けられる御上。記事を見て動揺する生徒に御上は「そんな20年も前のこと気にするな」と授業を始める。
両親を亡くし、養育していた祖父母が病を発症、貧困状態にある椎葉春乃(吉柳咲良)。生理用品も買えないのではと、一色と是枝文香(吉岡里帆)が心配している。2人に促され担任の御上が椎葉に面談するが、「生理のことなんて男の先生に話したくない」「なんでも話せというのは暴力。自分は隠してるのに」と返される。

兄が残した恐竜の人形を見つめる孝