瀬川を背負うってのはそういうことだと思うけどね

さらにドラマ終盤。

花を生けるいねのもとに歩み寄った瀬川は、自害した先代・四代目瀬川についてたずねます。

対して、四代目が自害しなければ、その後多くの女郎が豪儀な身請けを決めて吉原を出て行ったはずだったと話したいね。同時に、五代目が<幸運の名跡>にしたいと言ったのが嬉しかったとも語ります。

最後に「ここは不幸なところさ。けど、人生をガラリと変えるようなことが起きないわけじゃない。そういう背中を女郎に見せる務めが…瀬川にはあるんじゃないかい? 瀬川を背負うってのはそういうことだと思うけどね」と話すと、瀬川は言葉を失うのでした。