「年齢とともに体力も食べる量も減ってきて、現役の医師でもある夫も少食になってきました」(撮影:後藤勝/リマインダーズ)
健康のプロとも言える医師たちは、自分自身の体にどのような対策や手当てをしているのでしょうか。元気に活躍を続ける女性医師3人が、日ごろ行っている健康習慣を紹介します(構成:山田真理)

食事は手抜きも大切

医師になって今年で64年目。今も、32年前に銀座で開業した「女性成人病クリニック」で週3日診療を行っています。

食事で健康のためにしていることは特にありません。しいて言うなら、タンパク質を1日40ɡは摂ることと、塩分を摂りすぎないように気をつけるくらい。野菜サラダは嫌いです。

とはいえ、年齢とともに体力も食べる量も減ってきて、現役の医師でもある夫も少食になってきました。朝はサンドイッチ用のパン1枚を焼いて、クリームチーズをのせ、あとは牛乳と紅茶を1杯ずつ。

クリニックでの昼は、コンビニのおにぎりとスープに、スタッフが持ち寄ったおかずをつまみます。打ち合わせをしつつ、ドラマやタレントの話題で盛り上がったりしてね。

夜は電子レンジとIHクッキングヒーター一台での調理に限っています。鍋料理や、煮魚を食べることが多いですね。2人とも三枚肉の豚しゃぶが好きで、ほうれん草や春菊と一緒に、減塩ぽん酢に友人手作りの柚子胡椒をたっぷり入れてよく食べるの。食後は、これも友人手作りの塩分5%の小梅干しを楽しみます。

デパ地下のお惣菜を買うことも多いですし、今はスープや味噌汁もインスタントで美味しいものがたくさんありますから。ただ、お店の酢豚は塩辛すぎて。あまり言いたくないけれど、酢豚に水を数秒浴びせてから水を切り、全体を混ぜ合わせて馴染ませれば、十分においしい減塩酢豚ができあがります(笑)。

便利なものを上手に活用して、体力を消耗しない賢い《手抜き》は、長年料理を作ってきたからこそできる知恵だと私は思うの。