「とにかく私が好きな作品だから」

なぜこの作品なのか?の問いに
「とにかく好きな作品だから」
と答えた福原さん。
そんな熱い思いを受けて、担当営業は『くますけと一緒に』のゲラを都内の他の書店の店員さんにも配り、応援コメントを集めることに。

・「ファンタジーがサイコホラーに一気に変わる… 人間界でもぬいぐるみ界でも、愛情溢れる親が毒親にかわるきっかけは同じなのかもしれない…」
・「裕子がいう「子どもは親を嫌ってもいい」という言葉は、親との関係に悩み、愛憎に苦しむ多くの人の救いとなるだろう」
・「えっ! そっちのはなしだったの!? 怖くなりました」

など、たくさんの感想が寄せられる 。

復刊が決まり、帯には「書店員さん発掘! 今読むべきホラー小説、待望の復刊!」の文字が刷られることに。

「とても上手だなと思いました。雨穴さんや背筋さんの本と一緒に並べて売れる!と(笑)。私はハートウォーミングでちょっと怖い話だと思っていたのですが、ほかの書店さんの反応にこれだけ差があるのは面白いなと感じました。そうか、実は結構怖いのかと再認識しました」(福原さん)