治療後も悩みを感じている方は多い
数年前にがんの治療をした友人と、時折がんの話になる。
友人は精巣がんで精巣をとった為に、本来ならば精巣で作られる男性ホルモン(テストステロン)が足りない。ホルモンが足らなくなると男性更年期障害のようになり、やる気が起きないし、元気がない、と悩んでいる。
2週間に1度ホルモン注射をしているが、注射の前日は特にエネルギーがないんだ、これが大変なんだ、横になりたい、とここ数年言っている。まだ子どもも小さいし、全力で働かなくてはならないし、いつか海外にも行きたいし、よし頑張ろう!と電話をきる。
学生の頃は50代にもなれば、仕事を辞めるか優雅に続けるか、その2択なんだろうと思っていたが(何故そう思い込んでいたのか今考えると謎)気持ちとしては今こそ全力だ!

写真提供:アストラゼネカ株式会社
がん治療を受けた後にもさまざまな不安や悩みがあり、それらをやり過ごしながら生活をされている方は多いのだと思う。