槙野は津吹に「戻ってきてほしい前提で言う。やめるなら今だ」と伝える。
文科省では以前も、過労から倒れ、心身の不調をきたして自死してしまった若手官僚がいたのだった。槙野はそのことに気づいていたが、御上に指摘され意地になってしまった、と津吹に打ち明けた。
そのころ、是枝(吉岡里帆)は、文科省と永田町と隣徳の不正について探るため、父親に協力を求めていた。是枝の父は入り婿ゆえ是枝の母親に頭が上がらない。隣徳にも多額の寄付をしている剛腕の母と、幼少期から進路について強要されてきた是枝は折り合いが悪いが、父は母の優しさを娘に諭す。
また、古代理事長(北村一輝)の教育理念や人を惹きつける力、それに騙されてしまう不思議についても話し合う2人。