御上は次元と富永を、母が入居している施設に連れていく。
お気に入りの場所に車椅子を押して母を連れていく御上。
息子の宏太(新原泰佑)の死に責任を感じ、その死を受け入れられないまま、見舞いにくる御上に「宏太」と呼びかけ続けていた。
御上は、兄の名で呼ばれて本当はずっとつらかったこと、兄は亡くなっていることを母に話す。
「あのね母さん、僕は孝だよ、わかる?」と問いかける御上に「孝」と呼びかける母。その姿を見た富永は、自分の気持ちを弟に話そうと決意する。御上は「次会ったら母は何事もなかったように僕を宏太と呼ぶかもしれない」と富永に言うが、逃げていたことについに向き合えたことに後悔はしていなかった。その様子に富永は背中を押される。