視聴者の声
先進的なアイデアを思い浮かべては、成功と失敗を繰り返し、ときに”山師”ともよばれた源内が罠にはめられて獄死。ことあるごとに源内の力を借りてきた蔦重は大きなショックを受けることに。
また一度は対立した意次とも、牢の格子越しに涙を流しあい、深いところで通じ合っていた様子を見て感涙する視聴者も多かったようです。
たとえば「安田顕さんと渡辺謙さん、このオッサン同士の涙と鼻水ボロボロの友情劇にこれほどまでに視聴者の心を鷲づかみにし、感情移入させる演技というのは、苦難を伴う長い役者人生の到達点なのであろう」「『おまえごときには、わからんのだよ、俺と源内の関係は!』という慟哭にも似た叫びにも聞こえる、このセリフの深みよ! 蔦重に、この田沼意次の思いをわかれと言っても無理だけど、ああ、でも、あまりに哀しすぎる!」「このドラマで一番恐ろしいのは森下佳子。なんちゅう脚本を書くんだ。阿片中毒からの濡れ衣。更に田沼意次が匿った説まで絡ませて。べた褒め」などの声がネットでは見られました。
さらには源内の声で朗読された『死を呼ぶ手袋』で記されていた<七ツ星の龍>が田沼意次その人を指していた事実にたどり着いた視聴者も。
「七ツ星って田沼意次その人のことじゃん!!!田沼氏の家紋、七曜紋……!」「龍って意次の幼名の龍助でしょ!おかしくなったと囁かれる源内先生が手袋の出所だけで真実を見抜き、喧嘩別れしたように見えてもバディとして悪に立ち向かう話でしょ〜!」といった声が、SNSなどに見られていました。
調べてみると、実際に1つの星を中心に周りに6つの星を巡らせて描き、北斗七星を象ったとも言われる<七曜紋>は田沼の家紋で、劇中でも意次の周囲でよく見られていました。
そして龍助もやはり意次の幼名。同じNHKで放送されていたドラマ『大奥』で、のちに田沼意次となる”田沼たつ(龍)”役を當真あみさんが演じていたのを覚えていらっしゃる視聴者も多いのかもしれません。
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大河ドラマ第64作となる『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!
【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙
【作】
森下佳子
【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分