美しい花や景色と出合い、外出が増えるなど、何かとスマホカメラが活躍する季節。どうせなら、何度も見返したくなる写真を撮りたいと思いませんか。そこで、簡単にクオリティがアップするコツをシーン別に伝授します。春のお出かけが楽しくなること間違いなし! (撮影=山崎理佳/「JAF Mate Online 2022年5月 ペット、スイーツを写真で残そう。スマホ 写真の撮り方講座_後編」より一部転載 構成=本誌編集部)
風景・草花
カギは“主役”を見つけること。場所や時間に合わせてカメラの設定も変更を
ポイント1)場面ごとにレンズを替えよう
スマホには、自動的に立ち上がる標準レンズ(広角)のほか、超広角、望遠※のレンズが搭載されています。それぞれ特性が異なるため、シーンに合わせてレンズを選びましょう。被写体の魅力が引き立ちます。写真の画角に迷ったら、目立たせたいものがある場合は縦位置、空気感や雰囲気を残したい場合は横位置、と覚えておけばOK
※機種により異なります
【標準(1倍)】風景全体を記録したい時に
広角レンズのため実際の視界より少し広い範囲が写る。手前から奥まで自動でピントが合い、旅先で風景を記録する時などに向いている。その場の空気感も伝わりやすい

地平線が水平になるよう意識すると、画面がグッと引き締まる (撮影=山崎理佳)
【超広角(0.5倍)】壮大さを伝えたい時に
標準より広い範囲の撮影が可能。近くにあるものがより近く、遠くにあるものがより遠く写り、壮大な自然がダイナミックに伝わる。狭い室内を広く見せたい時にも便利

遠近感を生かして竹の伸びやかさを表現(撮影=山崎理佳)
【望遠(2倍~)】明確な主役がいる時に
遠くのものを近くに写すことができ、特に写したいものがある時に重宝する。漫然とした構図になりやすい東京駅の写真も、駅舎を2倍ズームで撮れば主役が明確。料理や人物などの撮影に最適

(撮影:山崎理佳)
〈スマホQ&A〉
Q レンズはどこで切り替える?
A カメラの画面下に表示される「0.5」「1」「2」の数字(拡大率)をタップ。2 本指で画面を広げたり縮めたりして拡大率を細かく調整する方法も
