ホメ言葉に苦しんでいたら…

もちろん、がんばってがんばって学校へ行きたいのだから、ホメ言葉は奮起の材料になっている、という人は、それでかまいません。ただ、ホメ言葉に苦しんでいたら、2つ、提案させてください。

1つ 「ホメ言葉で傷つく」という事実を知ること。ホメられて傷つくなんて「自分は弱すぎる」「過敏すぎる」と思わなくて大丈夫。その言葉には、傷つく要素が充分に含まれています。

『学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること』(著:石井しこう/大和書房)

2つ 「問題」から離れること。おそらく問題となっているのは「学校」でしょう。学校に週に1度だけ行く。頭で考えればこれほど簡単なことはありませんが、その週に1度があなたの心に大きな負担になっているのです。

頭で考えて「行ける」と思っても、しんどいならば、今は問題の原因である学校からは離れてください。勇気を出して離れてみたら、ぐっとラクになって、自分なりに進みたい道筋が見えてくるはずです。

しこうポイント!
ホメ言葉の正体が「否定」なので