コレクターと異なるのは、ためこんでいるモノに一貫性がないこと。着ない洋服や使わない食器、食べない食品、お菓子の箱……。
決して価値が高いモノというわけではありません。なかには宅配弁当の空き容器を「何かに使えるかも」と、いくつも保管している人もいます。
ただし、モノが多い、あるいは片づけが苦手な人=ためこみ症というわけではありません。多くの人は、生活空間はある程度片づいていても、押し入れや納戸には大量のモノをしまい込んでいるのではないでしょうか。
これは現代社会における必然で、誰にでも起こる一般的なことと理解していただいて大丈夫です。世の中はモノにあふれ、手に入れるのも簡単ですし、テレビやネットから購買意欲をそそる誘惑がひっきりなしに飛びこんできます。
加えて、ストレス過多の社会では、買い物がストレス解消になっている場合もあるのです。
とはいえ、冒頭にもお話ししたとおり、緊急事態の際に、大量のモノのせいで安全がおびやかされることになるのは問題。ですから、モノの適量を見極める方法を知っておきたいものです。