この方に演じていただきたいと

1961年よりNHKで放送開始となった連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。114作目となる『風、薫る』は日本の看護師の先駆者的存在である、大関和(ちか)と鈴木雅(まさ)の2人をモチーフにしたダブル主演のバディドラマ。

女性は専業主婦になるのが一般的で、看護師という存在がまだ職業として満足に認知もされていなかった明治初期。同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディー”になっていくーー。

そんな激動のストーリーが描かれます。

写真:婦人公論.jp

そのドラマでヒロインのひとり、一ノ瀬りん役を俳優・見上愛さんが務めることは1月の時点で発表済み。

見上さんと言えば、大河ドラマ『光る君へ』で演じた藤原道長の娘・彰子役が大きな反響を呼びました。そして今作の制作統括を担当する松園さんは『光る君へ』も担当。現場での様子から、ヒロイン像に合う人物として、見上さんにオファーしたとのことでした。

そしてもう一人のヒロイン・大家直美役として、このたびオーディションで選出されたのが上坂さんです。松園さんによると、オーディションには2410人が応募、4月まで選考を重ねていたそう。

決定理由として、「凜としながらも、芝居にたくましさが見えるところに惹かれた。またとてもきらりと輝く瞬間が随所にあり、この方に演じていただきたいと率直に思った」とその決め手を明かしました。