『あんぱん』「死んだらダメよ！」嵩の出征式に乱入した登美子と横でうなずく千代子。視聴者「千代子も登美子と同じ言葉を言いたかった」「登美子が化粧っけもなく人前で取り乱すなんて」

視聴者が注目したのが嵩の伯母である千代子です。出征が決まった嵩に向かって「お国のために立派なご奉公を」と声をかける人たちが多くいましたが、千代子は嵩を心配する言葉を口にするだけでした。

出征式では、千代子は悲しみに沈んでいました。国防婦人会の民江に「立派にご奉公してきなさいと声をかけてあげてください」と促されると、千代子は嵩の前に立ち、「お国のために立派に…」と声をつまらせます。そこに登美子が乱入したのです。

登美子が嵩に「死んだらダメよ！」と伝えると、横にいた千代子はうなずきます。千代子の思いが明らかになった場面でした。

SNSでは「千代子さんの優しさが心に沁みる。 本当は千代子さんも、 登美子さんと同じ言葉を言いたかったんだろうな。 登美子さんの横でずっとうなずいていた。 泣きながらうなずいていた」「今日のための登美子さんだったし、その後ろの千代子さんにこそ、私は感情移入してしまった」「真っ当な懇願をする実母の松嶋菜々子さんも勿論心を貫くがその後方の（戸田）菜穂さんに目がいく。 逃げてもいいからとにかく生きて帰ってこいというあの場の圧力に封じ込められてしまう言葉を育ての母の菜穂さんは台詞なしで演じられていた。さすがあんぱんの良心」との声もありました。

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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者＜アンパンマン＞を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの＜朝田のぶ＞を今田美桜さん、＜柳井嵩＞を北村匠海さんが演じます。

のぶの父・結太郎を加瀬亮さん、のぶの母・羽多子を江口のりこさん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛を竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。

林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。