「うがい」で風邪を防げる?科学的データと正しい方法
「うがい」は日本人の間で長く親しまれている風邪予防法ですが、実際に効果があるのか気になるところ。2005年に行われた研究によると、水うがいを習慣にしていたグループは、うがいをしなかったグループに比べて風邪の発症率が約4割も低かったという結果が報告されています。
うがいの効果を得るためには、正しい手順で行うことが重要。まず水を含んで口をすすぎ、汚れを吐き出します。次に、上を向いて15秒ほど「ガラガラ」とのどの奥までうがいをして、最後にもう一度「ガラガラ」で完了。この手順を守ることで、口内の細菌をのどに流し込んでしまうリスクを減らすことができます。
なお、うがいの動作は欧米では不快に感じられることがあります。風邪予防には効果的ですが、TPOをわきまえて行うよう注意してくださいね。
普段当たり前のように行っていることも、その語源や歴史を知ることで意外な発見があるかもしれません。古い歴史を持つ伝統的な「うがい」を、改めて意識して続けてみてはいかがでしょうか。